memo.ru:サンクト市当局、人権活動家を差別

サンクトペテルブルグ反戦委員会が5月15日に行った、マラヤ・コニウシェナヤ通りでのチェチェン戦争反対のピケが、市当局に妨害された。同委員会のピョートル・ラウシュ氏が、コーカサス・ノット編集部に語った。これによると市当局は、ピケがこの場所の「使用目的から逸脱する」として禁止した。市当局者によれば、この場所でに15人以上の集会は禁止されているという。

チェチェン戦争に反対するピケのために、問題の場所におよそ30人の参加者が集まり、2時から4時の間、プラカードを持たずにそこに立った。これが禁止され、その後、ある商業的な宣伝イベントが目の前で開かれ、100人ほどの人だかりができていた。

当局はピケの参加者たちを差別したことで、(国連総会で98年に採択された)Declaration on Human Rights Defendersにいう、「基本的人権の実現と保護のために働く権利を、個人あるいは組織が、国内的国際的であるとを問わず持つ」という条項に対して、明らかに違反している。

eng.kavkaz.memo.ru Caucasian Knot 17/5/2005