2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

チェチェンニュース #343

==================================== このところ、いろいろチェチェン関係のニュースを読んでいたのですが、ためてしまったので、リストをお送りします。「つづきを読む」のリンクをクリックしていただれば、それぞれ…

ロシア政府の新戦略?:ウマーロフ殺害、カディロフとガンタミロフの交代

(カディロフは中央に「栄転」させられ、その代わりガンタミロフ(元グローズヌイ市長)に権力が手渡されるだろう、という情報。信頼性の程度はわからないが、今のカディロフ体制にはロシア側も手を焼いている側面があるので、計画の存在そのものは荒唐無稽…

千葉法務大臣、死刑執行がもたらしたもの

このブログのテーマからは離れるが、千葉法務大臣による死刑執行のニュースには、果てしなく気が重くなる。今日、J-WAVEを聞いていたら、コメンテーター氏が、「これからは、法務大臣、裁判官、裁判員など、死刑に関わる人は、任意でもいいから、死刑の現場…

ロシア連邦保安庁、権限をさらに拡大

ロシア連邦保安庁(FSB)の権限の強化が、メドベージェフ政権になって、ますます進んでいる。7月18日 毎日新聞:ロシア下院は16日、「犯罪につながるような容認できない行動」を取った個人に「警告」を与える権限をFSBに与える法案を可決した。「警告」の…

ダゲスタンが騒然としている

キジルユルト地区で男性2人が殺害された 7/21 コーカサスノット:今日夜、ダゲスタンのキジルユルト地区のキロバウル村で、2人の若者が何者かに銃撃され、死亡した。犯人達は、VAZ-2109型の自動車に乗っていた2人を銃撃し、2人は即死した。ロシアのRIA通信に…

「メモリアル」人権センターによる2009年春の報告書『北コーカサス紛争地の情勢:人権状況からの分析』

「チェチェンは平和になった」というのが、現在のロシア政府と、現地の傀儡政権が口を合わせて言うところですが、昨年4月に「対テロ作戦体制」が解除された時点で、まったくそうでなかったことが明らかになっています。この点についての報告書がありましたの…

「メモリアル」人権センターによる2009年秋の報告書

欧州連合の次期人権会合に向けた報告 『北コーカサス紛争地の情勢』以下は、チェチェンは平和ではない、の論証続きです。人権侵害の事例が、おそらく殺害された人権活動家、ナターリヤ・エステミーロワの調査に基づいて記述されています。http://www.memo.ru…

2009年 チェチェン人権情報のアップデート (メモリアルによる)

以下の二つの記事は、メモリアルの報告書からの抄訳です。

チェチェン・イングーシ、民間人に対する強制失踪が続く

(2010.6.18 www.waynakh.com) ロシア占領軍および裏切り者たち(親ロシア派)は、相変わらず罪もないチェチェンの市民を、ムジャヘディーンに支援をしていると疑っては、誘拐しつづけている。 2010年6月12日、親ロシア派はグデルメス地区のエンゲル・ユルト村…

ノジ・ユルト付近で戦闘あり

7月18日、ノジ・ユルト地区で抵抗勢力とロシア側との間で戦闘があり、ロシア側2名が負傷した。戦闘は、バシルイルズ村付近で掃討作戦を行っていたロシア軍、親ロシア派に対して、抵抗勢力が銃撃を浴びせる形で始まった。負傷者は病院に運ばれた。抵抗勢力側…

ウマーロフの新しいビデオ声明、イングーシ方面抵抗司令官の逮捕を確認

(リバティー、2010.7.19) 北コーカサスの反乱司令官であるドック・ウマーロフが、新しいビデオ声明を発表した。「北コーカサスの首長」と名乗るウマーロフは、同志の野戦司令官であるスプヤン・アブドゥラーエフとともにビデオに映り、イングーシの野戦司令…

エステミーロワ殺害事件:人権活動家はロシア政府を信じない

(独紙シュピーゲル/2010.7.16) 人権活動家のナターリヤ・エステミーロワ殺害事件の犯人は「すでに特定されている」──今週、ロシアのメドベージェフ大統領は、ドイツのメルケル首相に対してこう語った。しかし多くの人は信じていない。ひとつには、その容疑…

2010年《東京・イチャルパ》〜シンリツモシリ・コイチャルパ〜

8月8日(日)13:00〜17:00 於:東京都港区芝公園内(みなと図書館近く、開拓使仮学校跡) JR浜松町駅より徒歩12分、地下鉄御成門駅より徒歩2分 問合せ:《東京・イチャルパ》実行委員会(石原修18:00〜21:00 TEL:090-8048-6126)