ウクライナのカディロフツィに大損害

ヘルソン近くのウクライナの攻撃で40人以上のチェチェンの戦闘員が死亡

meduza.io

2022年10月26日

メデューサ

 

10月24日のウクライナ軍によるヘルソン地域のチェチェンの部隊「石油連隊」基地に対する 攻撃の結果、40 人以上のチェチェン兵が死亡し、約 200 人が負傷した。ヘルソンのウクライナ軍の責任者であるセルゲイ・クランが報告した。

 

10月24日の夕方の報告で、ウクライナ参謀本部は、カイリ村の校舎に対するウクライナの攻撃で最大30人のチェチェン兵が死亡したと述べた。チェチェンの野党テレグラム チャンネル「1ADAT」は、石油連隊に対する攻撃の結果、少なくとも100人が死亡したと主張した。

 

この報告の直後、ラムザン・カディロフウクライナの攻撃への「ロシアの反撃が弱い」と批判した。「テレグラム」の録音音声で、カディロフは、「もし砲弾が私たちの土地に落ちたら、都市全体を一掃するところだ」と答えた。チェチェン連隊の損失について、これ以上の言及はしなかった。

 

カディロフ、ウクライナの部隊の大きな損失を認める

www.aljazeera.com

アルジャジーラ
2022年10月28日

 

 チェチェンの親ロシア派指導者ラムザン・カディロフは、ウクライナ軍による砲撃により、彼の隊列が大損害を受けたことを認めた。

 

 プーチン大統領の著名な同盟者であり、チェチェン共和国の支配者であるカディロフ氏は、10月27日遅くにテレグラムで、「今週の初めに、チェチェン軍の部隊の1つがヘルソン地域で砲撃された」と語った。「23人の兵が死亡し、58人が負傷した」カディロフが敗北を明らかにすることはめったにない。

 

 ウクライナの情報筋は今週初め、ヘルソン地域にあるチェチェンの部隊がソーシャルネットワーク上に(自分たちの位置情報を類推させる)写真を公開してしまったので、それを目標に砲撃を行ったと公表していた。

 

 ロシアの当局は自軍の死傷者数を公表しておらず、カディロフも戦場での損失をめったに認めることがない中、今回のコメントは例外的。

 

 しかしカディロフはその際に、同胞にウクライナでの戦争に参加するよう、動員を呼びかけた。

 

 ロシアがウクライナに侵攻して以来、カディロフは紛争の最も強力な支持者の 1 人としての地位を確立しており、ウクライナにも部隊を派遣している。

 

 しかし、彼は定期的にロシア軍の指導部を批判しており、しばしば民間軍事会社ワグナー部隊の資金提供者であるエフゲニー・プリゴジンと一緒に、ロシア政府の弱腰を批判している。カディロフはまた、ウクライナに対する核兵器の使用を要求している。

 

 一方、ゼレンスキー大統領は、第二次世界大戦中にウクライナで起きたナチスドイツとロシアの戦争を比較し、現在のロシア政府は、ナチスがかつて行ったのと同じ目標を追求していると述べた。

 

 27日のビデオメッセージで、ゼレンスキーは「悪の形は変わったが、本質は変わっていない。ロシアは隣国から侵略者へ、そしてテロリストへと変貌を遂げ、戦争犯罪の罪を犯している」と述べた。