RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 96, Part I, 20 May 2005

親ロシア派、11月に議会選挙を予定

19日、チェチェン親ロシア派のアルハノフ大統領は、新しいチェチェンの二院制議会の選挙を、11月10日から30日の間に行いたい意向をロシア政府当局に伝えると、モスクワでの記者会見で語った。
3月4日のコメルサント紙のインタビューで、アルハノフは選挙の実施を10月と語っていた。19日にイタルタス通信が伝えたところでは、アルハノフは「選挙は遅滞なく実施されなければならない。ここ数年でチェチェンの復興は新しい段階に入っていることでもある。また、待望されていたモスクワとチェチェンとの間の権限分割協定も実質的な作業は終わっており、6月下旬の調印を待つばかりだ」と語った。

ロシア軍司法当局、チェチェン市民の殺害犯に無罪判決

5月19日、ロシア南部のロストフ・ナ・ドヌーの軍事法廷は、2002年にチェチェンのシャトイ地区で、停車中の乗用車に乗っていたチェチェンの民間人6人を射殺したロシア情報部の士官に無罪を言い渡した。法廷は、この士官が上官の命令に従い、正式な手順で民間人たちに車外に出るように促したとした。親ロシア派議会のタウス・ジャブライロフ議長は、6人の犠牲者の家族たちは、この件をロシアの法廷で上告するだろうと語った。