え?
チェチェン親ロシア派政権首相のラムザン・カディーロフが、公的な場に飾られている自分の写真をすべて撤去させ始めたそうです。9月29日付のラジオ・リバティの記事によると、各地の住民はそれに激怒してラムザンの写真を守る抗議運動をしているのだとか。グローズヌイではラムザン支持者によるデモまであったそうです。
本人は「公的な場に写真が飾られるに相応しい人物は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、僕の亡父だけです」なんて殊勝(?)なことを言っていますが、え?ヤラセじゃないんですか?
最近のチェチェン報道を見ていると、「若き独裁者」ラムザン・カディーロフの地位は、実はそれほど安泰ではないのかもしれないと思います。写真の撤去命令は、ラムザンがロシア政府に対して忠誠心と人気ぶりを見せつけるイベント・・・のような気がするのですが、どうでしょうか。(邦枝律)