チェチェン人身元不明遺体は3000人以上

 7月3日のイタルタス通信によると、親ロシア派チェチェン政権の人権委員会委員長、ヌルディ・ヌハジーエフは、モスクワの会議でチェチェンの大量遺体遺棄現場には民間人と兵士合わせて3000人以上が埋められている」と語ったそうです。会議ではチェチェンで発掘された遺体の身元確認をどのように行うかが検討されています。


 原文: http://newsru.com/russia/03jul2007/4echna.html
 [イタルタス通信 7/3]

 上記サイトがロシア語のため、訳に自信がないのですが、次のようなことが書かれているようです(どなたかロシア語のわかる方はぜひご連絡を)。

 「親ロシア派チェチェン当局の情報によると、チェチェンでは2000年と2001年だけで1138人の身元不明者の遺体が遺棄された。2000年から2004年までに大量遺棄現場に遺棄された身元不明者は3000人以上に上る。2005年には欧州評議会が遺体の身元確認作業への支援を表明していた」

 チェチェンの大量遺体遺棄現場についての記事は過去のチェチェンニュースをご覧ください。
 チェチェンに50箇所以上の大量遺体遺棄現場がある 親ロシア派政府当局者が認める
 [チェチェンニュース Vol.05 No.17 2005.06.16]

追記

その後 Interfax から英語の情報が入ってきたので、一部を訂正しました。メールで流れてきたもので、サイトにはアップされていないようなのですが、以下に英文記事を転載します。


GROZNY July 3 (Interfax) - The unidentified remains of over 3,000 people who died between 2000 and 2004, have been buried in mass graves in Chechnya, the Chechen presidential press service reported, citing Chechen ombudsman Nurdi Nukhazhiyev.

According to the Chechen Emergency Situations' Ministry, 1,138 bodies were buried between 2000 and 2001 alone. This is without taking into account the following three years. Our assumption is that the remains of over 3,000 people have been buried in mass graves in Chechnya.

Among them, certainly there are those who are on the list of missing and kidnapped people, Nukhazhiyev was quoted as saying by the press service.

As early as 2005, the Council of Europe officially announced its intention to assist in opening a laboratory to exhume and identify the bodies, the ombudsman said.