イングーシ市民がノーベル平和賞候補者に
2007年11月2日 プラハ・ウォッチドッグ
原文: http://www.watchdog.cz/?show=000000-000002-000001-000199&lang=1
ウマルト・チャダーエフ
ノーベル平和賞に、著名なイングーシ人を推薦するために、ナズランで委員会が立ち上げられた。
イングーシの知識人やNGO、国内避難民を含む9名が立ち上げた委員会は、ノーベル平和賞に74歳のマゴメッド・アウーシェフを推薦している。委員長は、モスクワ・ヘルシンキ・グループの北コーカサス専門家で、国内避難民の権利を擁護するための委員会の委員長を務めるアスランベック・アパーエフである。
委員会が発表した声明によると、アウーシェフ氏を推薦した理由は、論争と流血の戦いの調停者として、難民支援のオーガナイザーとして、北コーカサスの市民に暴力を働いてきたロシア軍に抵抗しようとしてきたチェチェン戦争におけるピースメイカーとして、氏が果たしてきた役割によるという。1999年、ロシアのボリス・エリツィン大統領は、アウーシェフ氏に友好勲章を授けた。
2007年12月18日、アウーシェフの親戚の男性2人が、グローズヌイ郊外でロシア特殊部隊員に誘拐された。ナズランで大規模なデモが行われた後、彼らは解放された。誘拐をめぐっては現在刑事捜査が行われており、誘拐犯の身元もすでに判明している。