プーチン大通り!
(モスコフスキー・コムソモーレツ)チェチェン共和国のラムザン・カディロフ大統領(親ロシア派)が、グローズヌイのメインストリートにプーチンの名前をつけることを提案したが、プーチン首相はあまり歓迎していない。
ソ連時代の法によると、通りの名前には、生きている人の名を冠してはならないが、新生ロシアでは地方当局が通りの名前の改名を決められる。モスクワなどでは死後10年経過してから命名されており、最近、ソルジェニツインの名前を通りにつけた際には、わざわざ法律を改正した。
プーチン側の広報担当によれば、プーチン首相側は前向きではなかったが、禁ずることもできないのだという。
かくてチェチェン・ロシアの善隣友好関係樹立420周年に向けて、カディロフはグローズヌイのメインストリートをプーチン通りとする命令に署名したのだった。
「チェチェン人として、ムスリムとして、プーチン氏のために必要とあらば死も辞さない。彼のおかげで、チェチェンに平和と安寧が満ちる今日のこの日を迎えることができたのだ」と、カディロフ。
この通りの改修工事に大量の資金と労力が投入され、竣工式典はカディロフ大統領の誕生日に行なわれる予定。通りの長さは1.3キロ。50年代の様式、自然石の一階、上層階も装飾。700本の樹木が植えられる。
この日曜日に32才を迎えたカディロフの誕生日、グローズヌイ市の日が祝われ、ロシア・チェチェン善隣関係樹立420周年の記念行事が始まっている。