「ウマーロフを負傷させた」カディロフ発言

(6月9日モスクワタイムズ) チェチェン親ロシア派大統領のラムザン・カディロフは、6月8日月曜に記者に対して、独立派リーダーのドック・ウマーロフ(大統領)に「重傷を負わせたが、死亡は確認していない」と発言した。ウマーロフ殲滅のための特殊作戦は、部下のアダム・デリムハーノフ大統領顧問が行ったとしている。デリムハーノフはドバイで元チェチェンの野戦司令官ヤマダエフを殺害したとして、ドバイ当局から指名手配を受けている。

インターファックス通信は、ロシア当局者のコメントとして、ウマーロフの死を伝えたが、今のところ未確認のままである。

ウマーロフは、2006年にロシア軍に殺害されたアブドゥルハリム・サドゥラーエフ前大統領(独立派)の後をついでチェチェン独立派のリーダーとなっていた。

http://www.moscowtimes.ru/article/1010/42/378305.htm