チェチェン略史

1682年 ピョートル大帝即位。チェチェンなど、コーカサスへの侵略を開始。以後、断続的に戦いが続く
1861年 ロシア、チェチェンを併合
1864年 チェチェン人、ダゲスタン人などの国外強制移住政策が実行される
1944年 スターリンが、ナチスドイツへの協力の疑いを理由にチェチェンとイングーシの全住民50万人を中央アジアに強制的に移住させ、半数近くが死亡
1991年 ソ連邦崩壊。チェチェン、ロシアからの独立を宣言
1994年12月 ロシア軍、第1次チェチェン侵攻を開始
1996年8月 ハサブユルト和平合意。独立問題を5年間先送りしロシア軍撤退
1997年1月 OSCEの選挙監視のもと、独立派のマスハードフ大統領選出
1997年5月 ロシア・チェチェン平和条約を結ぶ。独立問題は明記されず
1999年8月 野戦司令官バサーエフがダゲスタンで紛争を起こす
1999年9月 ロシア各地で連続爆破事件。ロシア政府は「チェチェンの仕業」と非難
1999年9月 ロシア軍、第2次チェチェン侵攻を開始
1999年10月 親ロシア政権発足。マスハードフ政権との交渉を却下
2002年10月 モスクワ劇場占拠事件
2003年10月 親ロ派のA・カディーロフ大統領就任
2004年5月 カディーロフ大統領暗殺
2004年8月 モスクワ地下鉄駅付近で自爆攻撃
2004年9月 北オセチアのベスランで学校占拠事件。死者330人
2005年3月 ロシア特殊部隊がマスハードフ大統領を殺害
2006年10月 アンナ・ポリトコフスカヤ記者殺害される。同様の事件続く
2007年3月 カディーロフの次男ラムザンが大統領に就任
2009年5月 ロシア政府、チェチェンの対テロ体制終了宣言