#339 スタブロポリで爆破事件、死傷者40人以上
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INDEX
* スタブロポリで爆破事件、死傷者40人以上
*「ウィーンでの殺人事件にカディロフが関与」オーストリア政府発表
*「ジャーナリストとしての仕事を続けることが、〈復讐〉──」
雑誌『nudei』に、ミラシナ記者インタビュー記事掲載
* イベント情報
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スタブロポリで爆破事件、死傷者40人以上
ロシア南部の都市スタブロポリで爆破事件が発生した。捜査当局者によれば、事件はチェチェン舞踊団の公演の直前に、文化スポーツ宮殿(劇場)の目の前で起こり、40人にのぼる死傷者の多くは、公演を見にきた人々だという。ロシア検察庁は、事件に関してテロの疑いがあるとして捜査を開始した。
スタブロポリ地方は、紛争の続く北コーカサスに隣接しているが、民族的にはロシア人が中心。これまでこうした爆破事件の例は少ない。
3月29日に発生したモスクワでの地下鉄爆破事件のあと、犯行声明を出したチェチェン独立派のドッカ・ウマーロフらは、チェチェンや北コーカサス以外の土地での戦闘の可能性をほのめかしていた。
ロシア検察庁の声明によれば、26日の爆破事件の際、現場近くの劇場ではチェチェンから来た「ワイナハ」舞踊団によるショーが始まる15分前だった。ちなみに、ワイナハというのは、チェチェン人とイングーシ人を合わせた民族名で、「われわれ」という意味だ。
「ワイナハ」は、チェチェン親ロシア派傀儡政府公認の舞踊団で、カバルディノ・バルカリアなど、近隣のコーカサス諸国での公演活動をしていた。ラムザン・カディロフが、「ワイナハ」の舞台に飛び入りしている様子の写真もある。カディロフはこういうパフォーマンスをよくする。
http://visualrian.com/images/item/516879 (写真の右側の人物がRK)
モスクワニュースによると、ロシア議会安全委員会副委員長のゲンナジー・グドコフ議員は、この事件が北コーカサスの過激派によるものだとは、必ずしも言いきれないと考えている。紛争地からやってきた舞踊団を観にきた人々を殺害する意味がわからないからだ。「むしろロシア民族主義者たちの犯行ではないか」と、同議員は言う。
スタブロポリは、チェチェンの首都グローズヌイから350キロほどの場所にある。昨年、2009年に新設された「北コーカサス連邦管区」に合併された。かつて、第一次チェチェン戦争の際、1995年にはこの地方のブジョンノフスクの病院を、独立派のシャミーリ・バサーエフらの部隊が占拠したこともある。この時は、ロシア軍の攻撃で100人ほどの民間人が死傷した。
爆破事件の犯行声明はまだない。
Russian nationalists and Chechen extremists in the frame over deadly blast
http://www.mn.ru/news/20100527/187846170.html
「ウィーンでの殺人事件にカディロフが関与」オーストリア政府発表
オーストリア政府の内務・対テロリズム部門は、2009年の1月に、ウィーンの路上で、亡命チェチェン人ウマル・イスライロフ氏が殺害された事件についての最終報告書を発表し、事件にチェチェン大統領ラムザン・カディロフ(親ロシア派)が関与したという見解を公にした。
事件当時、ヨーロッパ人権裁判所ではカディロフを相手取った複数の訴訟が行われており、イスライロフは自分自身が拷問を受けたことを証言していた。
最終報告書は、イスライロフ殺害の実行犯2名と、9名の共犯者を特定しており、これらのチェチェン人たちによって構成される「死の部隊」の指揮系統が、最終的にチェチェン大統領につながるものであることを明らかにしている。
ロシア政府は、こうしたチェチェン人の犯罪者を養うだけでなく、ヨーロッパの都市にまで派遣している。結果、カディロフの支配に反対する人々や、証言者たちは、暴力と恐怖に絶え間なく悩まされている。イスライロフはオーストリア政府や情報機関に対して繰り返し保護を求めていたが、政府側は応じなかった。
(また、イスライロフ事件での証人となったある人物は、保護が認められなかったばかりか、ロシアに送還された。帰国すれば、拘束され、虐待を受けることが予想されたにもかかわらず)
この最終報告書は、捜査機関から検察に送致されており、近日中にも犯人たちの国際指名手配が行われると思われる。
基本的人権のためのヨーロッパセンター(ECCHR)
http://www.ecchr.de/kadyrov_case.html
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「ジャーナリストとしての仕事を続けることが、〈復讐〉──」
雑誌『nudei』に、ミラシナ記者インタビュー記事掲載
フォーラム色川の安東つとむ氏が発行している雑誌『nudei(ヌーディー)』第5号に、先月来日したノーヴァヤ・ガゼータ紙のエレナ・ミラシナ記者へのインタビュー記事が掲載された。
ロシアで真実を伝えることは、死を覚悟すること。2006年に殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤの殺害事件はその動かぬ証拠だった。そのアンナの後輩にあたるミラシナ記者は、「あなたは恐怖を感じないのか、これからどう生きていくのか」という同誌の質問に対して、「恐怖より怒りを感じます。〈復讐〉したいと思いす。その方法は、ジャーナリストの仕事を続けて、こういう人たちが殺される理由になったその仕事を受け継いでいくことです」と答えるのだった。
そのほか、今回のミラシナ記者日本訪問の全体的な雰囲気がわかる『nudei』は、次の連絡先で注文を受け付けている。ぜひご購入を。
(株)街風通信 Tel&Fax 03-6762-5560 定価840円
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イベント情報
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★ 5/30 新宿:沖縄を裏切るな! 新宿ど真ん中デモ
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20100530
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★ 5/30 大阪:排外主義を許さない5・30関西集会
http://shukai530.blog21.fc2.com/
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★ 6/5 吉祥寺:講座「現代史を読む」第37回
色川大吉先生は戦後史をどう生きたか
http://d.hatena.ne.jp/chechen/00000523
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★ 6/6 秋葉原:秋葉原デモ2010.6.6 いきづらいぃぃぃっ! (# ̄З
http://akibademo.blog24.fc2.com/
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★ 6/20 渋谷:かぞくをかえして! ともだちをかえして!
入管の人権侵害に反対するデモ
http://pinkydra.exblog.jp/12683502/
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★ 7/2-11 山形:『質的に異なる生活ー大富亮個展』
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20100509
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★ 8/27 御茶ノ水:『アンナへの手紙』上映会(PARC自由学校)
http://www.parc-jp.org/freeschool/2010/kouza/kouza_23.html
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★ 8/27-9/1 新宿:『質的に異なる生活ー大富亮個展』
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20100509
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■映画・連続講座
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★ 『ビルマVJ 消された革命』
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★ 『クロッシング』
北朝鮮、脱北と引き裂かれた家族の衝撃
http://www.crossing-movie.jp/
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★ 『アメリカ帰還兵(IVAW)イラクに誓う』
許しを請うのではなく──
イラク帰還兵士が、自らの意志で再びイラクを訪れ、誓った。
この戦争と占領を終わらせるために、
イラクや世界の人々とともに歩みつづける。
http://www.peacetv.jp/movie.html
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★『沈黙を破る』
考えるのをやめたとき、僕は怪物になったーー
「祖国への裏切り」と非難されながらも加害行為を告白する、
若いイスラエル兵士たちがいた。
http://www.cine.co.jp/chinmoku/
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★『ビリン・闘いの村』
パレスチナ暫定自治区、ヨルダン川西岸のビリン村。
若者たちは非暴力の闘いに立ち上がった。
http://www.hamsafilms.com/bilin/
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