ザカーエフがウマーロフの職権停止を声明
記事について:ウマーロフが辞任声明をキャンセルする前に出されたもの。事態は二転三転しているが、少なくとも、ザカーエフがウマーロフをどう見ているか、両者の関係はよくわかる。
8月3日チェチェンプレス:
イチケリア・チェチェン共和国内閣情報局は、チェチェン共和国暫定大統領ドック・ウマーロフの、「コーカサス首長」の職権が停止された事を声明する。
コーカサス抵抗勢力の指導部が交代したことに関する報道が、政治的重要事として広く報道されている。特に重要なのは、ドック・ウマーロフが抵抗勢力司令官職から辞任したことではなく、この辞任によって、北コーカサス抵抗勢力およびチェチェン軍が、ロシア特務機関の直接の指揮と影響から解放されたことにある。
過去3年間にわたる、ドック・ウマーロフによる挑発的行動や、過激な声明は、軍事部隊と、チェチェン独立を支持する人々を離間させてきた。つまりウマーロフの行動はチェチェン独立・解放運動に致命的打撃を与え続けてきたのである。ここ数日の動きに関し、チェチェン政府は、祖国チェチェンを拠点とする愛国的勢力との確固たる連携を、あらためて宣言する。
また、最近の国際刑事裁判所による、コソボ独立容認の判決は、北コーカサスのすべての人々の自由と独立、そしてチェチェン共和国の解放という目標を、非暴力的に達成しうる可能性を切り開いたと言える。我々はこの目標に向けて、チェチェン内外のすべての政治勢力と、軍事部門の連携を確固たるものにしなければならない。