#433 野戦司令官ドック・ウマーロフ死亡
3月中旬の各種報道から、チェチェンの野戦司令官ドック・ウマーロフが死亡したことが確実になりました。世界中の報道機関でニュースが掲載されましたが、主な情報源は「カフカスセンター」の記事だったので、ここにその抄訳を掲載します。
人物情報: http://d.hatena.ne.jp/chechen/20140120/1390230153
共同通信: http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014031901001026.html
読売新聞: http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140319-OYT1T00850.htm
■コーカサス首長国のドック・アブ・ウスマン首長が殉教(追悼記事)
2014年3月18日16時9分
コーカサス首長国指導部は、ドック・アブ・ウスマン首長が殉教したことを正式に公表した。
ドック・アブ・ウスマン(ウマーロフ)氏は、1994年のロシア軍のチェチェン侵攻を知ると、すぐにモスクワでのビジネスをなげうってチェチェンに戻り、ジハードに加わった。
第一次チェチェン戦争のあと、アスラン・マスハードフ大統領はウマーロフ氏を安全保障会議書記に任命し、マスハードフを継いでチェチェンの首長となったアブドゥル・ハリム・サドゥラーエフが2006年に殉教した後で、イチケリア・チェチェン共和国の首班となった。
2007年、ウマーロフ氏は一神教を是認する文言の書かれた横断幕を掲げ、「コーカサス首長国」を宣言した。
この動きは、さまざまな方面の世俗主義者の反発を呼んだが、コーカサス一帯のムジャヒディーンたちははっきりと支持し、この横断幕のもとに結集した。
ウマーロフ氏は、人生の最後の20年間をジハードに捧げた。ひたすらに働き、優しく、調和のとれた人格は、すべてのムジャヒディーンに愛されるところとなった。
そして、世界中のムジャヒディーンたちからの尊敬を一身に集めた。彼の意見は傾聴され、彼の言葉は戦うムスリムたちの心に響いた。
ウマーロフ氏は最後まで、アッラーとの契約によって深い信心に満たされた人々と共にあった。
Kavkaz Center
http://www.kavkazcenter.com/eng/content/2014/03/18/19017.shtml
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