#440 渡部陽一がたどる大コーカサス山脈

チェチェンニュース(転送・転載・引用歓迎)

 今週土曜のBSジャパンの番組で、
 チェチェン人の大勢住むパンキシ渓谷が紹介されます。
 どうぞご覧ください。


  番組名:カメラマン渡部陽一がたどる再会の旅路
       秘境大コーカサス山脈チェチェン人の心と暮らし
  放送日:10月25日(土)21:00〜22:55
  放送局:BSジャパン
  公式HP:http://www.bs-j.co.jp/caucasus/


 番組の舞台はグルジアにあるチェチェン人集落「パンキシ渓谷」。
 渡部がこの地を訪れたのは、まだ無名であった26歳の時。

  熾烈を極めたチェチェン紛争を取材するためだった。約1ヵ月の滞在の中、渡部が目にしたのは、コーカサスの、目を見張る大自然と、紛争で傷つきながらも民族としての誇りを守り、伝統的な暮らしを続ける高潔なチェチェン人の姿だった。当時、「テロの巣窟」と世界中から非難を受けていたパンキシ渓谷を16年振りに再訪。駆け出し時代の命の恩人たちと再会し、これまでの危険なイメージとは違って、紛争地から復興しつつある人々の姿をタレント・戦場カメラマンではなく “ジャーナリスト”としての渡部が取材する。

 【渡部陽一さんからのメッセージ】

 16年ぶりに出会ったチェチェン人の友人はこう教えてくれました。「私たちにとっての幸せとは、家族を大切にすること、礼節を保ち、自らを律し、目上の方に敬意を払うこと。」パンキシ渓谷に暮らす友人たちの丁寧な暮らしは、日本で暮らす私たちの日常に大きな力を与えてくれます。是非チェチェンの方々の声を感じてみてください。

 【プロデューサー・越栄敦彦から】

 4000メートル級のコーカサス山脈の麓にある村。今回の企画は在日グルジア大使館の協力のもとで滞在取材が実現しました。豊かな自然、穏やかな心と暮らし、にっぽんの原風景とも重なる地を訪ねます。また、マルコ・ポーロが「絵のように美しい」と語った首都トビリシの街並や、美食の宝庫として知られるグルジア料理、日本のおもてなし文化に繋がるグルジア独自の伝統的な宴席など、取材を通して渡部さんが体験するグルジア文化も見所です。取材にはデジタルシネマカメラを使用、カメラマン出身の私が映像にもこだわります。

【語り】高 島 礼 子(女優)


 それから、前回ご案内した映画『マコンド』はもう一度上映があります。
 よろしければ、ご覧になった方は感想や評論をお寄せください。



 国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)が主催する「難民映画祭」で、チェチェン難民についての映画が上映されます。未見なので、内容については判断できませんが、情報として紹介します。


 『マコンド』

 第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門
 スダベー・モルテツァイ監督
 オーストリア / 2014年 / 98分 / ドラマ

 父親亡き今、家長として母と幼い二人の妹への責任を感じるチェチェン人の少年ラマサン。死んだ夫と失った故郷への思いを諦め、たどりついた異国の地でシングルマザーとして家庭を守ろうと必死に生計を立てるラマサンの母親。ウィーン郊外の工業地帯の一角に暮らす母子家庭の元に、父親の戦友を名乗る一人の男性が現れ、一家は混乱する。

 http://unhcr.refugeefilm.org/2014/title/2014/08/post-67.php

 上映日時 

2014年10月18日(土) 15:00 セルバンテス文化センター東京
http://unhcr.refugeefilm.org/2014/venues/#cervantes (地図)
 
 入場無料、先着順。(予約不可)
各回1時間前より会場にて入場整理券の配布。
各回20分前の開場となります。各回完全入替制。

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