CCNS:チェチェン民族救済委員会プレスリリースNo.750 2005.05.16

http://savechechnya.narod.ru/eng.news/press_750.htm

スタール・アタギでの交通事故、軍関係[続報]

ロシア軍戦闘車両GAZ−3110が、スタール・アタギの路上で対行車線にはみ出し、チェチェンの民間人の運転する自動車に衝突した事件(既報・IC-RCFS #1280 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20050517/1116306134 )により、14歳の少女ライーザ・マゴマドワと、運転者のマイルベーク・ハヌカーエフが死亡した。二人はグロズヌイ地区ノーヴィヴァランディ村とチシキ村の住民だった。目撃者によると、ロシア軍車両のドライバーは酔っており、わざと対行車線を走行していた。さらに、軍用車は事故が起こるや逃走を図ったが、チェチェン(親ロシア派)民兵に行方を阻まれ、お縄に。

退役民警将校が誘拐された

5月7日午前7時、グロズヌイ地区レニンスキーのソフホーズ「ロージナ」で、所属不明の兵士たちが、サイード・セリム・ビツィエフ退役大佐(1955年生)を拘束し、自動車でいずこかへ連れ去った。
親族たちによるとサイード・セリムは、2000年から2003年まで、ロシア連邦内務省の地域事務所に所属し、組織犯罪捜査にあたり、民警大佐として退役した。ビツィエフ氏はチェチェン共和国の法務当局者も経験していた。

アルハン・カラで民間人の不当拘束

5月6日午後11時、グロズヌイ地区アルハン・カラで、所属不明の兵士たちが、ゼレズノドロズナヤ通りに住んでいたフセイン・アイグモフ氏(1955年生)を拘束し、連れ去った。
近隣の住民たちが目撃したところでは、誘拐者たちはグレイの3台のVAZ−2110に分乗していた。
親族たちは、フセイン氏が非合法武装勢力とは関係がなく、参加したこともなかったと主張しており、フセイン氏の兄弟がチェチェン共和国イチケリア軍のワッハ・アイグモフ准将であるために嫌疑をかけられたのだと理解している。フセイン氏の居場所についての情報はなにもない。