「兄を殺したカディロフに復讐する」被害者の弟が宣言/親ロシア派同士の内戦に発展する可能性?

9月25日、80人ほどの男たちが、チェチェン第二の都市グデルメスでの葬儀に出席した。殺害されたルスラン・ヤマダエフの家族や、仲間の戦闘員たちである。

「兄のルスランを殺したのはラムザン・カディロフだ。俺はラマダン(断食)が明け次第、奴に復讐する」と、スリム・ヤマダエフは誓った。その陰で、カラシニコフ銃を下げた部下は「何もいいことはないな。最悪の結末を待つばかりさ」と、記者に語った。
ヤマダエフは、最近のグルジア戦争で、ヴォストーク大隊を指揮してロシア側について戦った。この部隊は600人のチェチェン人からなる、ロシア軍でも経験豊富な部隊ということになっている。一方カディロフは、クレムリンをバックにつけて、2万人のもと独立派兵士を擁している。カディロフとヤマダエフは敵視しあい、今年初めにも小競り合いを起こしている。

カディロフはルスラン・ヤマダエフ殺害の関与を否定している。

「俺を疑ってるやつらみんなに答えてやろう。カディロフは人殺しなんかしないんだ」*1

http://www.reuters.com/article/worldNews/idUSTRE48O7D620080925?feedType=RSS&feedName=worldNews

*1:カディロフは国際人権団体から誘拐、リンチ、殺人などの人権侵害を強く疑われている 訳注