イスタンブール・ロシア領事館前でチェチェン連帯集会(circassian genocide protest in Istanbul)


(5/25 カフカスヤフォルム/Can Kesgin) 5月24日日曜日、トルコに住むコーカサスディアスポラたちが、イスタンブール、タキシム広場近くのロシア領事館前で400人規模の抗議集会を行った。

 われわれの主張は、「コーカサスにおけるジェノサイドの歴史を認めろ」というものだ。サイレントデモも予定されていたが、警察側がこれを許可しなかった。集まった人々は、アディゲ、チェチェンアブハジアをはじめとする、コーカサス連合諸国の人々(ディアスポラが中心)。

 現場では、次のような主催者の声明が読み上げられた。「18世紀以来、コーカサスの人々に対するロシアのジェノサイドは続いている。とくにチェルケス人は大きな被害を蒙ってきた。95%ものアディゲ人は祖国からの移住を余儀なくされた」

 5月21日は、コーカサス人にとって忘れることはできない日付である。1859年から1864年まで続いた抵抗戦争に敗北した結果、コーカサス人たちは帝政ロシアによって追放され、トルコをはじめとする周辺諸国に追いやられた。その数は100万人以上に及ぶ。トルコに渡ろうとした船は何隻も沈み、数千人の人々が痩せた土地の上で病に倒れた。

 ロシアの植民地政策はいま、主にチェチェンで実行されている。コーカサスディアスポラは、ジェノサイドを忘れることも、祖国を忘れることも決してない。われわれはロシアに対して、このジェノサイドと不正義を改めることを要求する。なかんずく、チェチェンでのそれを。

 「チェルケスに自由を! コーカサスに自由を! 5月21日は抵抗の日だ! 人道に対する罪を、決して忘れさせてはならない! ロシアはコーカサスから出ていけ! ロシアの殺人者はチェチェンから出ていけ!

 それが、私たちの叫んだ要求だ。声明文から少し引用しよう:

「私たちの父祖に対するジェノサイドがあったことを認めるまで、横領されている私たちの権利が旧に復されるまで、そして、現在の暴政に終止符が打たれるまで、私たちコーカサスディアスポラの声は止まず、いよいよ大きく叫ばれる。そのことを、ロシア指導部は理解すべきだ」

http://www.kafkasyaforumu.org/aktuel/197-cerkes-soykirimi-protesto-edildi
(ビデオあり)