「戦後秩序を作った『政治家』昭和天皇の知られざる実像に迫る」

■2009年10月31日(土)18:30〜21:00
■新宿リサイクル活動センター東京都
新宿区高田馬場4-10-17(高田馬場駅3分)

■参加費:会員・学生1000円、ビジター1500円、ワーキングプア(自己申告)1000円

豊下楢彦さん(関西学院大学教員)

先の大戦で“鬼畜米英”を唱えた日本人が一転、どうして戦後ここまで米国の属国といわれるまで従順に米国の世界戦略に組み込まれ、それに異議を唱えないだけでなく、無批判に追随するようになったのであろうか。64年前の日本の敗戦は、昭和天皇を戦犯指名と共産主義革命の恐怖に直面させた。この戦後の混乱をきわめた時期に今日に至る戦後体制を決める重要な手がかりが昨年、『昭和天皇マッカーサー会談』(岩波現代文庫)としてまとめられ上梓された。この2人の11回にわたる会談で何が話し合われたのか。これまで秘められてきた会談録の数々は、「天皇の意に反した戦争」の真相を明らかにするだけでなく、「専制君主」と「立憲君主」の間を巧みに行き来する「政治家」昭和天皇の姿を浮かび上らせる。10月定例会は、筆者の豊下楢彦さんをゲストにお招きし、天皇制温存と日本国憲法9条制定との相関関係、昭和天皇が沖縄の戦後統治を米軍に委ねたとされる背景も含めて、お話していただきます。

豊下楢彦:1945年兵庫県生まれ。京都大学法学部卒業。現在、関西学院大学法学部教授。専攻=国際政治論、外交史。著作に『集団的自衛権とは何か』(岩波新書)、『安保条約の成立−吉田外交と天皇外交』(同)、『日本占領管理体制の成立』(岩波書店)など多数。

*タイトル、文面は主催団体の責任で作成しています。

チラシをダウンロードする
http://apc.cup.com/apc200910.pdf

11月シンポ:「新疆ウイグルチベットでの騒乱をどう見るのか」
http://apc.cup.com/apc200911.pdf

アジア記者クラブ(APC)
http://apc.cup.com