犯行声明──コーカサスのムジャヒディーンより、ネフスキー急行に対する破壊工作を成功させたとの連絡

http://www.kavkazcenter.com/eng/content/2009/12/02/11221.shtml

2009年12月2日午前7時52分、グロズヌイ時間

 カフカスセンターは、コーカサス・ムジャヒディーンによる、ロシア国内戦略目標に対する破壊工作の一環としての「ネフスキー急行」破壊工作に成功したとの連絡を受け取った。

 ロシア当局側は、この作戦の背後にパーヴェル・コソロポフというロシア人ムジャヒード(イスラム戦士)がいると発表しているが、モスクワによれば、ここ数年間、事件が起こる度にこの人物が関与しているのだという。

 2007年にも、「ネフスキー急行」は攻撃を受けた。これに対しては、(チェチェン側の)「殉教者連隊リャドウス・サリヒーン」が犯行声明を出した。

 ロシア当局によれば、2007年の事件では30人が負傷し、2人のイングーシ人が、テロリストとしてすでに逮捕されている。

 カフカスセンターは、12月1日に受け取ったコーカサスムジャヒディーン指導部からの声明文を、一切の修正を加えずここに掲載する。



 11月27日、ロシア政府関係者が多数乗車するモスクワ行き「ネフスキー急行」を、特殊作戦部隊が脱線させた。結果、車両数量に破壊または損傷を与え、30人以上を死亡、80人を負傷させることができた。

 当初、ロシア当局はこの事件を「事故」と発表していた。しかし、爆発によってできた穴の存在が明らかになるや、爆破によるものであることを公表せざるをえなくなったのである。

 これを決定的にしたのは、列車爆破後の、二度目の爆発である。これにより、検察庁のバストルイキン捜査委員長が負傷した。

 こういったすべての事実にも関わらず、不信心者たちは「事故の可能性」を選びつづけたが、この筋書きが関心をそらせるためのものだったことを認めざるをえなくなった。

 われわれは、この作戦が、今年初めから、コーカサス首長国のドック・ウマーロフ首長の命令によって準備され、ロシア各地の戦略的拠点に対して行われた破壊工作作戦であることを声明する。

 これまで繰り返し警告してきたように、コーカサス首長国指導部が組織した春のマジリスル・シューラ(評議会)において、われわれはコーカサスの占領者のインフラストラクチャーへの強力な攻撃を行うだけでなく、ロシア領内でも破壊工作戦を行うことを決定している。

 こんにち、われわれが準備している作戦は、送電網、石油およびガスのパイプラインなどを目標としている。

 われわれは可能な限りの手段をもって、ジハードをロシアの領域すべてに広め、経済的損害を与える。そしてロシアはコーカサスを原材料の供給地として使う機会を断たれるだろう。

 このような作戦の結果として、ムジャヒディーンがロシアの「一般市民」に対する戦争を行っていると「非難」されるということは十分予想される。しかしわれわれは、復讐として、今後も同様の作戦を行うだろう。

 この行動は、コーカサスが占領され、平和で純粋なムスリムが殺害されている限り続けられる。

 われわれはロシアの国民を、政府の共犯者とみなす。この人々は、血みどろのコーカサス占領と、イスラムの習慣を守ろうとしているだけの平和なムスリムを、残虐に殺戮する政策を支持しているのだから。

 しかし、ドック・アブ・ウスマン(ウマーロフ)の命令により、われわれはロシアの非武装住民の被害を最低限に留めるよう努力しており、民間人を作戦の第一の目標とは考えていない。

 今年、ムジャヒディーンの命令により、複数の情報工作部隊がロシアへの浸透工作の訓練を受けた。そして、ロシア経済に重大な打撃を与えるにいたった。われわれは今後も同様の作戦を続ける。

 ロシア指導部に対して警告する。もしコーカサス首長国の罪なきムスリムを殺しつづけるなら、また、「死の部隊」の活動を停止しなければ、われわれはロシアの「一般市民」に対する適切な作戦を行う権利を留保する。

 全能のアッラーコーランの中で「彼らが戦いを挑んでくる限り戦え」と仰っている。われわれにはそれで十分である。

コーカサス首長国 軍事司令部



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