チェチェンでの掃討作戦に関する声明

2010年2月14日 「自由コーカサス」発

 1944年2月23日は、チェチェン・イングーシ人がスターリンによって強制移住させられた日だ。ヨーロッパの多くの国々で、コーカサス出身者のディアスポラが記念の集会やデモを準備し、あの強制移住がジェノサイドであったことを認めるよう、国際機関に訴えようというその時に、チェチェンから悪い知らせが来た。ロシアの占領者が、またアチホイマルタンとスンジェンスク地区の一般市民を多数まとめて殺害したのだ。

 チェチェンとロシア両方の情報源によると、チェチェンの若者数十人が、山岳部にギョウジャニンニクを採りに入ったさい、ロシア軍の餌食とされたということだ。生き残ったチェチェンの若者たちも極めて残虐な拷問や虐待を受け、抵抗運動に参加している者たちと協力関係にあることを自白するよう要求された。コーカサス全体で果てしない軍事挑発を行い続けているロシアの殺人者たちの戦争犯罪は明らかだ。

 「自由コーカサス」は、国際裁判所、人権団体、そのほかヒューマニズムに立脚するあらゆる団体に訴える。チェチェンで行われている一般市民の大量殺戮の調査にただちに取りかかり、ロシア軍が北コーカサスでおこなっている犯罪行動を、政治的・法律的に評価するように。

   署名
   イサ・ムナエフ チェチェン 「自由コーカサス」議長
   イリィヤス・ムサエフ 実行委員会リーダー
   ルスダン・ギオルベリッゼ・グルジヤ
サファル・サディギ アゼルバイジャン
ヘレン・カラグ  デンマーク 教授
カルル・エリク フォヴェルスコフ 教授 デンマーク
ギュッリ・ジャンギロワ   実行委員
 
  
添付資料 モスコーフスキー・コムソモレツ 「ギョウジャニンニク摘みで」
http://ingushetiya-ru.livejournal.com/736525.html