コペンハーゲンのデモ参加者たちはロシアのカフカスにおける国際テロリズムを非難した

 2010年2月23日、デンマークコペンハーゲンロシア大使館前で、チェチェン・イングーシ民族の強制移住66周年、アゼルバイジャンのホッジャルィ市住民虐殺18周年、1921年2月25日の赤軍の軍事侵攻によるグルジアの独立喪失に寄せた汎コーカサスのデモンストレーションが行なわれた。

 デモには、ヨーロッパ在住のコーカサス離散民(ディアスポラ)のみならず、デンマークスウェーデン、日本、エジプト、およびウクライナの市民も参加し、自由と独立のために闘っているコーカサス民族への連帯を表明した。

 参加者を代表して発言したのは、社会運動体『自由コーカサス』議長イサ・ムナエフ、副議長ルスダン・ギオルベリッゼ、『自由コーカサス組織委員会リーダー、イリィヤス・ムサエフ、 アゼルバイジャン代表ギュッリ・ジャンギロワ、デンマークチェチェン支援委員会リーダー、カルル・エリク フォヴェルスコフ教授、日本代表シャミーリ常岡その他である。かれらは、ロシアのコーカサスに対する国際テロリズムを、同地域の諸民族に対する多くの軍事的挑発をもたらしたものだ、として断固として非難した。

 1944年2月23日に行なわれたチェチェン・イングーシ民族のカザフスタン中央アジアへの強制移住を記念するデモンストレーションの決議は、以下の通りである:

1. デンマークコペンハーゲンにおける汎コーカサスデモンストレーションの参加者は、国連およびその他の国際団体に、欧州議会による2004年2月の決定を支持し、1944年2月23日に行なわれたチェチェン・イングーシ民族のカザフスタン中央アジアへの強制移住を、他のここから派生する法律的結果と共に、民族抹殺(ジェノサイド)と認めるよう呼びかける。

2.  デモンストレーションの参加者は、チェチェン問題に関する国際法廷を設立することを要求する。これは、1994年から2010年までのロシアの戦争犯罪人間性に対する犯罪を調査するためである。

3. デモンストレーションの参加者は、国際司法機関に対し、1992年2月25-26日に起きた、アゼルバイジャンのホッジャルィ市住民に対する虐殺(ジェノサイド)の状況と原因を調査するように呼びかける。

4.  デモンストレーションの参加者は、国際社会の国々に、ロシアに独立国家グルジアの占領をやめさせるよう求める。

5.  デモンストレーションの参加者は、コーカサスで起きている軍事的・政治的事件について客観的に報道を行なっている、《第一コーカサスチャンネル》の製作スタッフに対し、心からの連帯と支持を表明する。

(自由コーカサス 2/23 動画もあります)
http://freecaucasus.eu/februardemonstration.html