フォーラム色川特別講演会のお知らせ


チベットのこともチェチェンのことも福島のことも、わたしたちは何を知っているのだろう

メディアが伝えない真実を語る

  講師 林 克明さん(ジャーナリスト)
   渡辺一枝さん(作家)

 日 時 2013年7月6日(土)午後1時半〜 (開場午後12時半)
会 場 武蔵野公会堂会議室(2F 第1・第2会議室)
   資料代 1000円

 わたしたちはいま、知らない世界に囲まれています。
 たとえばいまチベットでは、中国に抗議して数百人の人びとが焼身自殺をしています。かつて数人の僧侶が焼身自殺した映像のショックでベトナム反戦運動は激化しました。ではチベットでは?
 チェチェンでは1993年の独立戦争のあと、ロシア軍と傀儡政権によって数十万人の人びとの命が奪われ、粛清・虐殺が続いたあと、人びとは怯えながら生活し、一部の過激勢力による武装闘争が続いています。民族浄化の虐殺はテロとは呼ばず、それに反抗する武装闘争はテロと呼ばれます。
 福島では、福島第一原発爆発事故のあと、警戒区域には人は入れず、避難した人びとは故郷も家も畑も思い出も奪われたままで、すべてが絶望につながる状況です。そのどこを見て、原発再稼働を進めることができるのでしょう。
 わたしたちの生活と意識と感性のもと、平和と、人権と、言論の自由をうたった憲法さえ、荒々しく改憲されようとしています。
 それらについて、何をどこまで知っているでしょうか。本来ならば情報の基本とも言えるマスメディアは、わたしたちにとって真実を知る手段となっているでしょうか。
 メディアが伝えない真実を、人びとの生活や意識に沿って伝え続けたおふたりのジャーナリスト・作家の方に、わたしたちの知らない真実を語っていただきます。
        林 克明(はやし・まさあき)さん
        フォト・ジャーナリスト。市民研究団体「草の実アカデミー」で現在の社会・経済問題を毎回取り上げて時代に迫っている。ロシアに弾圧されるチェチェン民族の悲劇を伝え、反原発の立場も明確。著        書に『チェチェンで何が起きているのか』ほか

               渡辺一枝(わたなべ・いちえ)さん
作家。危機にあるチベット民族の支援を続けるとともに、東日本大
震災現地で長く現地ボランティアと支援活動を続け、「一枝通信」で
伝え続けている。反原発の活動も展開している。著書に『チベット
を馬で行く』『ハルビン回帰行』ほか。近著は『消されゆくチベット

連絡先 090−4914−4597 安東
メール iro-15-kawa@hb.tp1.jp フォーラム色川