Itar-Tass:ヴァッハ・アルサノフ死亡報道

Itar-Tass:ヴァッハ・アルサノフ死亡報道

5月14日、グロズヌイでのチェチェン内務省部隊(親ロシア派)の作戦で殺害された4人の武装勢力の中に、マスハドフ政権の副大統領、ヴァッハ・アルサノフがいた。親ロシア派の、スルタン・サツーエフ内務副大臣による。

副大臣によれば、問題の武装勢力構成員(アルサノフ)は、近隣の住民などの証言で確認されている。パスポートの名前は別名だった。今後の検視でこの件は確定するという。

14日23時25分、民家にたてこもった一団の武装勢力員たちが内務省部隊に包囲され、その後の短い戦闘により、4名が死亡した。現場からは1丁のピストル、3丁の軽機関銃が見つかり、うち2丁は2004年のイングーシ内務省襲撃事件で強奪されたものだった。

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注記:2005年1月以来、チェチェン側とロシア側の多数の報道がされているとおり、アルサノフはロシア側によって拘束されており、ホシ・ユルトにあるラムザン・カディロフの私設収容所に送られていた。そこにはアルサノフの親族(息子も含む)も収容されていた。報道によれば、アルサノフと息子はロシアのメディアにおいて、マスハドフへの非難を強要する目的で、拷問を加えられていた。これがうまくいかなかったために、「戦闘」によってアルサノフが死んだ
形で処理されたと見られる。(アメリカのチェチェンウォッチャー、Norbert Strade)