Reuters: 独立派はロシアに和平を訴えず

5月16日のロイターによると:
チェチェンの新しい抵抗勢力のリーダーは、前任者の方針であった、和平交渉による解決をめざした、クレムリンに対する申し入れをするつもりがないとの意向を明らかにした。

アブドゥルハリム・サドラーエフは、3月にアスランマスハドフが殺害されたのち、抵抗勢力のリーダーとなった。専門家たちは、ソビエト時代の陸軍士官であった穏健派のマスハドフが死亡したことは、平和裡に戦争を終わらせる希望が失われたことになるとみている。
<以下はサドラーエフ発言をピックアップ>
チェチェン抵抗勢力の指導部は、アスランマスハドフの方針として、いつでも、実際の政治的対話を受け入れようとしてきた。しかし今後、われわれはけっしてクレムリンに対して和平を問うことはしない」
マスハドフは和平を達成しようとして、チェチェンの低地(北部)まで移動していたが、それは危険と背中合わせだった。3月8日の夜、世界はヨーロッパとロシアが、彼の平和への望みをにどのように答えたかを知った。西側は、モスクワの汚らしい殺人者とともに沈黙したのだ」
クレムリンの権力者たちは、平和のためのモラルも政治性も持ち合わせていない。彼らはチェチェン人との善隣関係を求めていない。われわれの側の今の目的は、クレムリンの住民たちと、その協力者たちにとってのアキレス腱になることだ」