エフクロフ殺害容疑者を警察が殺害(6/26 モスクワタイムス)
22日の自殺攻撃でイングーシのエフクロフ大統領を負傷させた犯人グループの一人が、ナズランで警察に射殺された。内務当局が発表した。
射殺された容疑者はアブドゥル・マリク・アリエフ。最近発生した、イングーシ最高裁判所のアーザ・ガジレイエワ判事の殺害にも関与したとされている。ほかに、アスラン・バツーゴフ、マゴメット・チボーエフが警察に射殺された。ヌルガリエフ内相は、アリエフがどのように事件に関わっていたのか、その詳細は示してしていない。
警察は、アリエフ、バツーゴフ、および逃亡したベコフが、6月10日にナズランで殺害されたガジレイエワ判事を殺害し、また3人は、2004年に、バサーエフが主導して起こったナズランでの蜂起にも参加していたと見ている。
エフクロフは、モスクワの病院で治療を受けており、依然として重傷だが、容体は安定的と報道されている。ガイサーノフ大統領代行は、500万ルーブル(1600万円相当)を、事件の解決につながる情報に対して支払うとしている。
一方、イングーシ反体制派は、ここ数日のうちに、イングーシ人民会議の開催を準備しており、ロシア政府に対して、アウシェフ元大統領の再任命を要求する見通しだ。アウシェフはイングーシで根強い人気がある。