チェチェンにイスラム系ラジオ局が開設

 近日中に、イスラム系出版社「路」が、宗教に根ざしたテーマにしたラジオ放送を開始する。チェチェン共和国大統領ラムザン・カディロフ(親ロシア派)の宗教顧問であり、同社の支配人アダム・シャヒードフ氏と、精神道徳教育センターのヴァーシャ・ハシュハノフ学長が表明した。

 これによると「信者はラジオ放送の中で宗教活動家に質問をする事ができる。そして、神学者はラジオで説教を読み、有名な布教者たちの人生について伝えるだろう。今後、我々はラジオ局勤務スタッフを編成していく」とハシュハノフ氏は述べた。
 シャヒードフ氏によれば、「路」は新しい文化プロジェクト−預言者ムハンマドの盟友の人生に関する劇も準備中である。カディロフ大統領はこのプロジェクトを認め、精神・道徳教育センターのハシュハノフ学長に対し、共和国の聖地に関するフォトアルバムの作成を要請した。

 「各写真にアラビア語とロシア語で、聖なる歴史についての情報を掲載しなくてはならない。アルバムは共和国の来賓への、良いおみやげになるだろう」と大統領は強調した。他にも、大統領はハシュハノフ氏に対し、チェチェンに滞在する他民族の代表を制作に参加させるよう要請した。

 「我々の共和国にはたくさんの民族の人々が滞在しており、疎外してはならないのだから、社会活動の中に他民族の若者達を引き入れなさい。彼らは共和国民たる資格があり、彼らの生活において前向きな成功を手に入れなくてはならない。」とカディロフは述べた。(「北カフカスニュース」より)

http://sknews.ru/regions/region20/27505-v-chechenskoj-respublike-otkroyut-islamskoe-radio.html