アンナ・ポリトコフスカヤ追悼集会

チェチェンで、そして日本で起きていることを知るために〜

〈チラシのダウンロードができます〉

 2006年に、ロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤが暗殺されてから、早くも4年が過ぎようとしています。その後も、チェチェンでは次々とジャーナリスト、人権活動家、そして罪のない市民が誘拐され、殺害されています。

 ロシア政府は、2014年のソチ・オリンピックをめざして、北コーカサスの治安を掌握しようとしていますが、チェチェン独立派をはじめとする、反政府武装抵抗運動は、この地域全体に広がり、止む気配がありません。

 アンナは、第二次チェチェン戦争を開始した、現首相プーチンの誕生日に暗殺されました。ロシア全体で中央集権化が進む一方で、2012年の大統領選に向けて、プーチンはすでに出馬の意志をちらつかせています。

 北コーカサスのすべての紛争は、ロシア政府の力による支配や腐敗により、人間としての権利を奪われた人々の絶望が背景となっています。私たちは、このことを告発してやまなかったアンナの姿を忘れないためにも、この集会で、映画『アンナへの手紙』を再び上映します。

 第二部では、チェチェンから逃れてきた難民、ガカーエフさんが、チェチェンで今、起こっていること、そして、日本における難民申請者に対する迫害の事実を語ります。ガカーエフさんたちのようなチェチェンからの難民にとって、日本は、ロシアの次に彼を迫害する国となりました。
 日本政府は難民条約に加わっていながら、ほとんどの難民申請者を認定せず、就労の禁止や収容、強制送還などの非人道的な扱いを続けています。私たちはこのことの意味を深く考え、行動していかなければならないと思います。ぜひ、ご参加ください。

 当日、アンナの著書を販売します。書店では入手しにくくなってきましたので、ぜひこの機会にお買い求めください。


第一部 1:30〜3:00 映画上映
   『アンナへの手紙』
   (ドキュメンタリー、エリック・バークラウト監督作品(83分))

第二部 3:10〜16:30 対談
    チェチェンの今と、日本の難民迫害の現状
    ・A(「自由コーカサス」在日代表)
    ・大富亮(チェチェンニュース)

日時:10月3日(日) 午後1時30分〜4時30分(開場13時15分)
参加費:1,000円(原則として事前・事後の振込による納付をお願いします。その方法は当日ご案内します。小学生以下、難民など無料)
会場:文京シビックセンター 4F シルバーホール(文京区春日1−16−21)

交通:東京メトロ丸の内線・南北線後楽園駅徒歩1分
都営地下鉄三田線大江戸線春日駅徒歩1分
JR総武線水道橋駅徒歩8分
主催:チェチェン連絡会議、チェチェンニュース編集室
この催しものについての問い合わせ先: clc@chechennews.org

以上