#319 各人権団体からの報告、パレスチナ映画上映
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INDEX
* 人間を傷つけるな!第9回 チェチェン問題をめぐって暗殺が横行するロシア
* 当局は活動家の殺害事件を捜査しなければならない(アムネスティ)
* CHT和平協定の実施を訴える世界同時キャンペーン
*『スリングショット・ヒップホップ』監督来日、日本初上映!
* イベント情報
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今回のニュースでは、HRW東京オフィスの土井香苗さんによるチェチェン問題についてのインタビューと、アムネスティ日本からのニュースなどをお届けします。
また、チッタゴン丘陵地帯での和平協定実施のためのキャンペーンには、チェチェン連絡会議も団体として賛同し、私たちとしても、できるだけ広めたいと考えています。ぜひ、署名にご協力ください。
チェチェン、チッタゴン丘陵(バングラデシュ)、パレスチナ……、私たちはつい、日本が身近な土地だと感じてしまいますが、実は日本も、世界にちらばった「遠い土地の一つ」にすぎません。
ホームレスの排除や朝鮮学校への脅迫など、私たちの問題に取り組みながら、世界とつながっていく道はないだろうか、考えるこのごろです。チェチェンニュースをお届けします。
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■人間を傷つけるな! 第9回 チェチェン問題をめぐって暗殺が横行するロシア
Web magazine「風」に、ヒューマンライツ・ウォッチ東京オフィスの土井香苗さんの、チェチェンについてのインタビューが掲載されました。HRWのチェチェンへの取り組みがよくわかる内容です。また、来年4月、HRWのモスクワ事務所の副所長タニヤ・ロクシナと独立系新聞ノーヴァヤ・ガゼータ紙の記者エレナ・ミラシナさんを日本を迎えて行われるスピーキングツアーの予告もあります。
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戦争や虐殺など世界各地で今日もなおつづく人権蹂躙の実情に対して監視の目を光らせる国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)。2009年春開設したHRW東京オフィスの土井香苗ディレクターが問題の実態を語る。
HRWのために調査活動を行っていたロシア・チェチェンの著名な人権活動家ナタリア・エステミロワさんが、今年、2009年7月15日、射殺体で発見されました。
土井 : ナタリアさんは、ロシアの著名な人権NGO「メモリアル」のスタッフで、チェチェンの人権問題の調査を担当し、HRWのために長年調査活動をしていました。彼女の卓越した人権活動を評価して、HRWの人権賞(2007年)をはじめ、アンナ・ポリトフスカヤ賞 (2007年)、欧州議会のRobert Schuman Medal (2005年)、スウェーデン政府のRight to Survival賞(2004年)など、これまでに数多くの国際的な賞が彼女に授与されています。
ナタリアさんは、2009年7月15日の朝8時半頃にチェチェンにある自宅を出た後、何者かに拉致されました。HRWのロシア事務所副代表タニヤ・ロクシナと独立系新聞ノーヴァヤ・ガゼータ紙の記者エレナ・ミラシナさんと一緒にチェチェンで約1週間の聞き取り調査を行った翌日のことでした。近くのビルのバルコニーにいた目撃者2人の話によると、ナタリアさんは、白い車に無理やり乗せられ、その際に悲鳴をあげたそうです。車はそのまま走り去っていきました。ナタリアさんは、その日、チェチェン共和国の隣のイングーシ共和国で射殺体で発見されました。
つづきを読む: http://kaze.shinshomap.info/series/rights/09.html
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■当局は活動家の殺害事件を捜査しなければならない
アムネスティ発表国際ニュース 2009年10月26日
ロシアとカバルディノ・バルカル共和国の当局は、イングーシ共和国の著名な市民活動家、マクシャリプ・アウシェフを殺害した加害者を見つけ出し、法の裁きを受けさせなければならない。アムネスティ・インターナショナルは本日、そのように述べた。
「マクシャリプ・アウシェフの殺害を、北コーカサスの市民活動家や人権活動家に対する未解決のままの襲撃事件加えてはならない」とヨーロッパ・中央アジア部長のニコラ・ダックワースは述べた。
マクシャリプ・アウシェフの車は、10月25日、イングーシ共和国に隣接したカバルディノ・バルカル共和国の道路上で、銃弾を浴びた状態で発見された。
2007年と2008年に、マクシャリプ・アウシェフは、イングーシ共和国の当時のムラット・ジアジコフ大統領政権下における人権侵害を明らかにする抗議運動を組織することに関与していた。
彼は、2008年8月31日にIngushetia.orgの発行者、マゴメッド・エヴロエフが警察の留置中に殺害された後、数カ月の間、この反政府系のウェブサイトを引き継いで運営していた。
つづきを読む: http://tinyurl.com/yazsr4q
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■CHT和平協定の実施を訴える世界同時キャンペーン
バングラデシュ東部のチッタゴン丘陵での紛争について、世界の支援団体が一つになってキャンペーンが行われています。チェチェン連絡会議でも、団体として賛同することになりました。簡単にウェブ上で署名できますので、ぜひご協力をおねがいします。(大富)
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みなさまへ
下澤嶽 (ジュマ・ネット代表)
チッタゴン丘陵の民族対立と紛争はすでに30年近い時間が経とうとしています。また和平協定が1997年に結ばれたのにもかかわらず、今だに協定の実施がされず、残念ながら、アジアの慢性的な紛争の典型例となってしまっています。ここに住む先住民族であるジュマの人にとっては、長くつらい日々であったといえます。
しかし、2008年12月の選挙でアワミ連盟が与党として政権をとりました。アワミ連盟は選挙のマニュフェストに「和平協定の完全実施」を掲げています。また、2009年8月には、チッタゴン丘陵から軍の撤退が一部実現するといった、平和構築につながる動きが徐々に見られるようになってきています。
アワミ連盟は和平協定実施を真剣にとりくみ始めつつあります。一番の焦点は、バングラデシュ政府軍がここの利害関係から手を離せるかです。
そのために国際的な関心の喚起と、声(ヴォイス)が必要です。チッタゴン丘陵の課題の取り組みの歴史の中で、最大のチャンスを迎えつつあります。ぜひ皆さんのヴォイスを出してください。それをバングラデシュ政府とバングラデシュ政府軍、そしてバングラデシュの市民の良心に届けましょう。一緒にやりましょう。
以下のwebsiteから署名をお願いします。
日本語:http://cht-global-voices.jp/
英語: http://cht-global-voices.com/
バングラデシュ人民共和国首相
シェイク・ハシナ殿
「CHT和平協定の完全実施を求めます。」
CHT和平協定の中で約束された、全ての土地紛争の解決、仮設駐屯地の撤退、県評議会・地域評議会への行政権の委譲、帰還難民と国内避難丘陵民の生活再建が、時限つきの工程表のもとで完全実施されることをバングラデシュ政府に要請します。
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■『スリングショット・ヒップホップ』監督来日、日本初上映!
言葉によって抵抗を表現しているパレスチナの若者を追ったドキュメンタリー映画が、明日、日本で初めて上映されます。東京はもう今日ですが、渋谷のアップリンクです。ぜひご鑑賞を。
パレスチナで芽生えた、ラップで抵抗の声を上げるヒップホッパー達。ガザ、西岸、イスラエルの中に住むパレスチナ人ラッパーの日常生活にフォーカスを当て、2008年のサンダンス映画祭を皮切りに世界各地の映画祭で上映され、多数の賞を受賞したドキュメンタリー映画『スリングショット・ヒップ
ホップ』が日本で初公開!
この映画はパレスチナ人の苦闘におけるオルタナティブな抵抗に光を当て、社会、政治、個人の生活のなかで音楽が果たす役割を探し求める。エドワード・サイードが繰り返し語った「パレスチナ人自身が自分を語る」ことが、新しい形で実現されている。今回は、上映後に、NY在住のアラブ系アメリカ人女性である本作監督のジャッキー・リーム・サッロームさんをお迎えしてのトークイベントもあり!大いなる不条理に音楽の力強さで立ち向かう彼らの姿が観る者の胸を熱くする!
12月18日東京、21日京都で上映。
イベントの詳細を見る! http://japan-middleeast.jp/
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■イベント情報
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★ 12/16-21 東京,京都:連続トークセッション+上映会
映画『スリングショット・ヒップホップ』
http://japan-middleeast.jp/kako_chuto-cafe/2009TalkSession.html
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★12/17 渋谷:Human Rights Cafe クリスマススペシャルライブ
ヒューマンライツ・ナウのチャリティーライブを開催します。
HRNの活動を応援してくだるアーティストの方々が集結!
出演アーティストは、大日方治子、寺原太郎、徳久ウィリアム幸太郎。
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★12/19 白金:アフガニスタンの和平と復興を考えるトーク・イン
http://alertwire.jp/read.cgi?id=200911121707444
アフガニスタン戦争が泥沼化する中、鳩山政権は何をするのか?
連立与党でアフガン問題にとりくむ国会議員を迎え、
意見交換を通じて、日本の「国際協力」のあり方をあらためて問い直す。
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★12/22 京都:朝鮮学校への攻撃を許さない!12.22緊急集会
─日本社会の排外主義を問う─
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaeruki091204c.htm
各地で排外主義を煽るデモや情宣をしてまわる「在特会」が、
12月4日、京都朝鮮第一初級学校を襲撃した。
朝鮮学校への攻撃を二度と許さない。
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★1/28 高田馬場:なぜいま『坂の上の雲』なのか 司馬史観をどう見るか
『坂の上の雲』の放映がNHKで始まった。
来年は韓国併合から100年目に当たる。
司馬史観の問題点を通して、『坂の上の雲』を徹底検証する。
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★2009/1/31 青山:高岩仁監督作品上映会「資本主義は戦争を必要としている」
http://d.hatena.ne.jp/aresan/20091115
2008年1月に亡くなった高岩仁監督。
『「日の丸」と「君が代」』、 『教えられなかった戦争・フィリピン編』の
上映と、石田甚太郎さんによる講演。
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■映画・連続講座
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★ 連続講座:ジャーナリスト実践養成講座
マスメディア業界を目指している方、フリーで取材する方、
ブロガーなど記事文章の上達を目指している方にお薦めの実践養成講座。
「ジャーナリストのための実践英語入門講座」など幅広く。
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★『鶴彬 ーこころの軌跡ー』
万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た──
数多くの鋭い反戦川柳を詠んで戦争反対を貫き、獄中に果てた鶴彬の生涯。
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★『沈黙を破る』
http://www.cine.co.jp/chinmoku/
考えるのをやめたとき、僕は怪物になったーー
「祖国への裏切り」と非難されながらも加害行為を告白する、
若いイスラエル兵士たちがいた。
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★『チェチェンへ アレクサンドラの旅』
孫へのまなざし 平和への祈り ロシアの見たチェチェン
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★『ビリン・闘いの村』
http://www.hamsafilms.com/bilin/
パレスチナ暫定自治区、ヨルダン川西岸のビリン村。
若者たちは非暴力の闘いに立ち上がった。
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