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ベスランの真実 コントロールを外れたスパイがテロをもたらした ミラシナ2

エレナ・ミラシナ 2009.8.31 『ノーバヤ・ガゼータ』 http://novgaz.ru/data/2009/095/00.html 残された捜査報告書 ロシアで起きたテロのうち、もっとも血なまぐさかったベスラン学校占拠事件は、政府と、武装勢力との小さな駆け引きから起こった。 2004年8…

チェチェンの現状 そして 暗殺と隣り合わせのロシアのメディア

ノーバヤ・ガゼータ紙記者が語るチェチェンとロシアの人権危機以下の情報をダウンロードできます: 2010 4 17シンポ案ドラフト0323.pdf 日時: 2010年4月17日(土)13時〜16時 (開場12時半) 場所: 明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー 3階 1032教室 …

誰も先生の言うことを聞かなかった ミラシナ3

ナタリア・エステミーロワは、何よりも大事なことを、私たちに教えてくれた。恐怖というものと、どう戦えばいいのかを。 ナターシャが殺されたのは水曜日だった。朝9時半に、グローズヌイの自宅から数メートルのところで白い「セミョルカ」に押し込まれた。…

アルドィ、終わらない悲しみ──第二次チェチェン戦争のシンボルになった村 ミラシナ1

10年前の今日、2000年2月5日に、サンクトペテルブルグ内務省警察特殊部隊は、ノーヴイエ・アルドィ村で掃討作戦を行った。その結果、少なくとも56名が死亡した。 ペテルブルグで、「サンクトペテルブルグから良心と平和と共に」( http://pomnialdy.ru/ )とい…

エステミーロワは 救済を続けているミラシナ4

2009年7月29日付け ノーヴァヤ・ガゼータ チェチェンの治安当局は、誘拐していた3人のチェチェン人を解放した。ナタリヤ・エステミーロワがその行方を捜していた人たちだ。 自分が殺されてしまう少し前に、ナターシャはアフキンチュ・バルゾイ村の悲劇につい…

暗殺の時代 ミラーシナ5

「ソ連時代には投獄、今は暗殺」 ロシアの有名な人権活動家で、モスクワのヘルシンキグループのリーダーであるリュドミーラ・アレクセーエワが、つい最近吐き捨てるようにこう言った。「ソ連時代には、政府は不満分子を投獄した。でも今は、いきなり殺すのよ…